心理な学びの毎日に

奈良で心理学にハマるアラフィフ女子のひとりごと

カウンセリングルーム風舎のこと

今回の記事は、
今年の2月にアメブロの方に書いた、
過去記事からの再投稿、
というか、書きなおしです。
こちらには内容を足して、
改めて書いておきたいと思います。

ちょうど今年の2月で、
カウンセリングルーム風舎に行って、
カウンセリングやレッスンを受けてから
1年が経ちました。
その感慨深い想いから書いた投稿です。


1年前。
とある人間関係でわたしはもめ事を起こしていました。
そして自分がとある精神疾患だと思い込んでいて。
あの時のわたしは、ただただ、
助けを求めていました。

精神科、カウンセリング、
色々な場所をネットで探して。
最終的に見つけてここだと思ったのが、
里香先生の風舎のホームページでした。

先生のブログも全部読んで。
先生の名前で検索もして。
自分のものすごい個人情報を話す相手です。
大丈夫な人なのかどうなのか散々調べました。
他のサイトで紹介されてた記事も読んだりして。

そしてなんだか・・・
会いたくなったんですよね。
そう。会いたくなったんだ。
特に先生がホームページに書いてるこの文章を読んで、
会ってみたいと思ったんです。

人が好きです。その人が抱えている歴史ごと、
 まるごと、愛しいと思うのです。
  ・・・カウンセリングルーム風舎HP
      カウンセラー紹介ページより


先生の別のインタビュー記事でも書いていましたが、
先生は過去にひどい犯罪被害を受けておられます。
ずっとトラウマもお持ちだったようです。
どんな人物かを調べている時に知りました。
だけど、そんな人が「人が好きです」という。
いったいどうしたらそう思えるのか。
ものすごく会ってみたくなったんですよね。

それでホームページの問い合わせフォームから、
どきどきしながら、カウンセリングを申し込んで。

あの日わたしは震える手で、
風舎のインターホンを鳴らしました。
先生がドアを開けてくれて、
緊張しながら入ったセッションルームは
畳のいい香りがする、
とても落ち着く和室でした。


座って話し始めてすぐ、
わたしはワンワンと泣いた。
その時に先生が言った言葉、

大丈夫ですよ

その言葉に驚いて。
大丈夫ですか?じゃなくって、
大丈夫ですよ、だったのです。

何だかとても、
たどり着いた感があって。
ここでは泣いてもいいんだ。
大丈夫なんだ、
そう思えたら、
とてつもなく安心できたんですよね。


その日わたしは、
とある迷惑をかけた人に、
謝罪をしに行く日だった。
今から自分に何が起きるのか、
不安で不安でたまらなかった。
怖くてたまらなかった。


先生の言葉が、
その不安を包んでくれました。
不安を消したんじゃなくて。
包んでくれたのでした。

不安なままでも、
わたしはきっと大丈夫。

そんなことを思えた、
とても不思議な感覚を覚えた日でした。

それがわたしと先生と心理学との
出会いの日。

ホームページに載っていた心理学レッスンに、
とても興味があったので先生に質問して、
内容を教えてもらいました。
大袈裟だけど、
無事に明日を迎えたかったということもあり、
心理学レッスンの予約をして帰りました。
楽しみを少し先に、取っておこうと思いました。


それからずっと、レッスンを受けてきて、
今があります。
交流分析、インナーアダルト育成、傾聴、
そして今、カウンセリング心理学。

この1年間、精神的にも色々あったけど、
先生と心理学があったから、
ここまで自己受容ができたし、
環境も変わってきたのだと思います。

学んだ心理学も先生との、
コミュニケーションがあったからこそ、
実感として理解できて、腑に落とせてきました。


カウンセリング心理学のレッスンで、
最初に教わったことが、
とても心に響きました。

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カウンセリングとはカウンセラーとの
コミュニケーションによって
クライエントが生きやすくなること
主役はクライエント

自尊心とは
他者との間で育まれるもの
「あなたはあなたのままでいいですよ」
その投げかけがあって初めて
I‘m OKとなれるんです
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いくら本を読んでも、
それは机上の空論になってしまう。
わたしもたくさんの本を読んで、
「自分は弱い」と、もがいていました。
だけど自己受容にはやっぱり、
他者からの投げかけ、
コミュニケーションが必要なんですよね。
その助けをするのがカウンセラーの役割なのだと。

やっぱり里香先生のところにたどり着いて
本当に良かったと思っています。

先生自身は心理カウンセラーに関しては、
一般的な民間の資格のみをお持ちです。
大学は普通の大学を出られていることもあり、
国家資格や臨床心理士などの
大層な資格をお持ちなわけではありません。

ですが心理の知識に関しては、
ものすごく深い知識をお持ちです。
たくさんたくさん勉強もされてきたようです。
小中高の教員免許もお持ちなのですが、
ものすごく博学で頭が良い人です。
自分で調べて色んな論文も読んだそうです。

カウンセラーを選ぶ時に必要なのは、
資格ではないとわたしは思います。
もちろん資格を持たれている方で、
優秀な方はたくさんおられると思います。
選ぶ基準が日本では難しい現状があると思います。

わたしは昔、
LGBTQの集まりに行っていた、
若い頃に出逢った子達で、
当時カウンセリングを受けて、
ひどい扱いをされて、
傷ついていた友人をたくさん知っています。

誰でもかれでも
「心理カウンセラー」
と名乗ってしまえるこの国において、
本当にピンキリでカウンセラーは、
たくさんいるでしょう。

だけど実際の話、
開業カウンセラーだけで食べていけるという人は
そうはいない現実がある、
厳しい世界なのだそうです。
その中で先生は、
開業カウンセラーとして、
家族を支えながら10数年やってこられました。

机の上の勉強というものは、
実務・経験を重ねてこそ、
その学んだ知識が技術となって、
活きるのだと思います。
知識は武器ではあるけれど、
その武器の選び方も使い方も、
実際の経験の中でしか学べないでしょう。
それはどんなことでも同じだと思います。

それを先生から教わる心理学レッスンで
毎回ひしひしと感じています。

そしてこれは先生をみていてすごく思うのですが、
ものすごく向き不向きがある、
元々持ってる「感性」というものが、
絶対的に必要な職業だと思います。


先生はよく

「心理カウンセラーは、ホームページで
 自分のプロフィールをつらつらと
 長く書くなんていらないと思うんです。
 主役はあくまでクライエントですから。」

と、おっしゃっています。
だから自分のアピールなんて、
これっぽっちもされない。

わたしがこのブログを書くことにしたのも、
そんな先生のことを、もっともっと世の中の人に、
知ってもらいたいという想いからでした。
わたしのように、ここにたどり着いて欲しい。
心からそう思うからです。


あの頃悩みの中にいたわたしのように、
悩める誰かに・・・
想いが届きますように。



カウンセリングルーム風舎
https://nara-fuusha.com/

先生のブログ
https://ameblo.jp/fuusha2007