心理な学びの毎日に

奈良で心理学にハマるアラフィフ女子のひとりごと

ACと依存


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前回のカウンセリング心理学レッスンから、
AC(アダルトチルドレン)
についての講義に入りました。
まずはACの歴史について、学びました。

前回の投稿でACについて
少し書かせて頂きましたが、
元々アメリカで生まれたこの言葉は、
アルコホリック(アルコール依存症)の
親のもとで育った子供の持つ、
その後の生きづらさの特徴を
現した言葉でした。
(AdultChildren Of alcoholics=ACOA)

日本ではアルコール依存症よりも、
虐待やネグレクト、感情の抑圧、
夫婦間の問題等によって、
いわゆる機能不全家族となる
親の問題の方が多く社会問題化しており、
その親のもとで育った子供もまた、
アルコホリックの親の子供と
同じ特徴を持つことから、
日本ではACを、
AdultChildren Of disfunctional Family=ACOD
というそうです。

すごくなるほど、と思いました。
自分の周囲を見渡してみても、
自分の母を含め、
ACの人がとても多いのです。
親も子供もそうならざるを得なかった、
そんな社会環境の日本、
だったのかもしれません。

そして、カウンセリング事例で
先生からよく伺うのが、
ACの人が多く陥りやすい
「対人依存」についてでした。
少し自分で調べたところによると、
「依存性パーソナリティー障害」
とも言うようですね。

機能不全家族の中、
共依存性の強い親の元で
育った子供もまた、
依存という形をとらないと
他人と人間関係が築けない、
そんな風に育つのかもしれません。

だけどもカウンセラーのもと、
安全な場を提供し、
安心できるカタチで依存をさせてあげると、
人はやがて自分の足で歩いていくのだと、
そうも先生はおっしゃっていました。

昨年受けた
「インナーアダルト育成レッスン」
でも、依存・共依存については、
少し習いましたが、
依存については今後、
もう少し突っ込んで
先生に質問をしながら、
詳しく勉強していこうと思いました。


というのも、
わたしが風舎を訪れたきっかけも、
人間関係の問題を引き起こし、
自分がパーソナリティー障害だと
思いこんだこと、
知人から「依存体質」だと
言われたことからでした

先生がそのどちらも、
真っ向から否定してくれましたが、
自分とその違いをはっきりと、
知識として学ぶことができました。

わたしの場合は、引き起こしていた
人間関係の問題の原因の根本が
ADHD特有(グレーゾーンではありますが)
の「衝動性」からくるものでした。

そして先生のもとで心理学を学ぶことで、
それら人間関係のもつれの原因となるような、
「衝動そのもの」を起きなくして、
気持ちをコントロールできるようにもなりました。

ADHDの特性を持つ自分は、
沸き起こってきた衝動は抑えられません。
なので人間関係でも
なぜなんだ?と思うようなことがあると
他人の状況や気持ちを無視して
ドンドンと開かない扉を叩くような
そんな行動に出てしまう、
というようなことがよくあります。

HSPの気質をもつわたしは、
相手の嫌な感情を察知する能力も高く、
その感情が何なのかが知りたくなる。
そしてADHD特有の衝動で大きくなる。
大きくなった衝動は妄想となってしまって、
しんどくてしょうがなくなるので
相手にぶつけてしまう。

その行動の経緯が、
パーソナリティー障害と
似たものがあったんですね。

だけど元来、自罰型の自分は
他罰的な考えをしない方です。
相手のわからない行動の、
理由さえわかれば納得をする方です。
理由が知りたい、という、
その衝動が抑えられないというだけでした。

なのでその妄想の消し方もまた、
先生に教えてもらったんですよね。

「自分の中に相手の感情を探さない」
「相手の気持ちは相手の中にしかない」

これは先生から口を酸っぱくして、
言われたことです笑

そして、
楽しいことしかできないのも、
この特性のひとつで、
楽しいことには過集中をしてしまうほどです。
楽しいと思うことをとにかくしたい、
まぁこれも衝動の部分なのですが、
物事に対しても人に対しても、
「楽しい!」と思うと止められない。

それが人に対して向いてしまうことが
依存性の高さだと思われた。

だけどあくまで
「楽しいから必要」
と思っているだけであって、
依存性が高い人のように、
それがうまくいかないからと言って、
相手が神から悪と変わる、
とかいうことはないんですよね。

先生からの話と自己分析をあわせると、
こんなところだと思います。
今はこれも、うまくコントロールが
出来るようになりました。


人は頼り切れば、
何れ自分の足で歩いていく
ただし安心安全な状況でね

そう言った先生の話に、
ますますカウンセリング心理学に
興味がわきました。


まだまだ理解は浅いし、
勉強することもたくさんですが、
少しずつ、身につけていこうと思います。